汚泥とは?

排水処理後および各種製造業生産工程で排出された泥状のもので、有機性・無機性すべてのもの。有機性汚泥と無機性汚泥に大きく分類されます。


※重金属、有機塩素化合物等を一定濃度以上含む等、一定の条件を満たすものは、特別管理産業廃棄物になります。

汚泥の具体例

有機性汚泥

  • 活性汚泥法による処理後の汚泥

  • パルプ廃液から生ずる汚泥

  • 製紙スラッジ

  • ビルピット汚泥(し尿の混入している物を除く)

  • 洗毛汚泥

  • 消化汚泥(余剰汚泥)など

無機性汚泥

  • 赤泥

  • けい藻土かす

  • 廃白土

  • 不良セメント

  • ガラス・タイル研磨かす

  • 廃サンドブラスト(塗料かすを含む物に限る)

  • 浄水場の沈殿池より生ずる汚泥   など

汚泥の主なリサイクル方法

<概況>
2007年度の環境省の調査によれば、発生量1億8500万トンのうち、最終処分されたのは4%でした。そのうちの87%にあたる水分などが脱水処理によって減容されています。最終処分率こそ低いものの、元の発生量自体が多いので、約800万トンものの汚泥処理物が埋め立てられていることになり、再生率もそれほど多いわけでもありません。

 

<主なリサイクル用途・方法>

  • サーマルリサイクルなどのバイオマスエネルギー利用
    汚泥の有機分解などによって発生するメタンを主とした消化ガスを、自動車の燃料や都市ガスとして供給したり、発電用燃料などとして利用しています。

  • 無害化後に埋め戻し材として利用(土木資材)
    脱水や乾燥といった減容化の後、さらに有害な成分があれば除去し、建設現場などの埋め戻し材としてのリサイクル。

  • 緑地・農地利用(肥料・飼料化)
    汚泥に多量に含まれる有機物や窒素、リンを堆肥として利用します(コンポスト化)。好気性の微生物に分解させることで作ることができます。

  • 建設資材としての再生(土木資材)
    埋め戻し材とは別に、脱水した汚泥ケーキを焼成した後にセメント原料、コンクリート、骨材、ブロック、レンガなどにリサイクルが可能です。

  • 路盤材
    汚泥や焼却灰を高温で燃焼、溶融させた後、冷却してスラグ化します。容積を大幅に削減することができ、有機物のない安定したスラグを得られるので、細砂や砕石の代わりに路盤材として用いることが可能です。

 

<その他の処理方法>

 

以下の処理の後、最終処分場で埋立処分されます。

濃縮…汚泥の含水率を99%から98%に減少させます。すると、容積が半分になります。

消化…微生物を利用して有機物を分解・安定化させます。微生物には嫌気性・好気性のものがあり、嫌気性のものは分解が遅く臭気が発生し、好気性のものはエネルギー消費量を必要とする特徴があります。

脱水…汚泥中の水分を減少させて汚泥量を減少させます。天日乾燥と機械脱水の方法がある。天日乾燥は動力が必要ありませんが、設置面積が大きく臭いの問題が伴います。機械脱水は設置面積が小さく臭いの問題が少ないですが、動力が必要になります。

乾燥…汚泥を加熱して含水率を低下させます。熱風をかける方法と、熱交換器の伝熱面からを熱を伝える乾燥方法があります。

焼却…汚泥ケーキに過剰な空気を供給して燃焼させる方法。それにより有機物は分解され、無機物のみとなります。高額な燃料費と、排ガスの処理設備を必要とします。

汚泥

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